2011年10月12日水曜日

プロのアーティストとして生き残るには?

ごく最近ですがBS放送でFOXチャンネルが一年間無料で始まりました。
そしてこのチャンネルの目玉番組でしょうか?
『Xファクター』と言うオーディション番組を良く観てます。
(『Xファイル』ではなく『Xファクター』です。(笑))

日本で言うと、歌スタやASAYANの超豪華版でしょうか。
優勝賞金は500万ドル、
年齢制限は無いみたいで16歳~50歳位までの人が、
果敢にこのオーディションに挑んでます。

そして、
この番組のメイン審査員がサイモン・コーウェルと言うイギリス人で、
かなり辛口で不合格者は容赦なく叩きのめされます。
(話によるとそれでも大分丸くなったらしいです…)

しかしながら、このサイモンと言う人は合格者には大絶賛をします。

ふとこの合格者の人たちを見ててある共通点に気付き驚きました。

サイモン・コーウェルはイギリス人ですが
基本アメリカの番組ですので、
さぞかし個性の豊か人とか、
強烈なパフォーマンスの人とかが合格すると思っていたのですが、
結果は違ってました。

ではどういう人が合格するかと言うと
一言で簡単に言うと音痴じゃない人です。

上手いか下手か?と言われると、
上手い部類には入ると思いますが、
どの位のレベルか?と言われると、
普通に一般の人が聴いて不快感の無いレベルです。

無論態度の悪い受講者には容赦なく叩きのめされますが、
凄い派手なパフォーマンスでも音痴だと一発で終わりです。
しかしながら、
全然パフォーマンスが無くても音痴じゃなければ基本合格します。

ドラムで例えるならルーディメンツがメチャクチャ上手くても
8ビートが正確じゃなければNG、

ギター・ベースで言うなら
チューニングがきちんとしててピッチがしっかりしてるみたいな感じです。

正直驚きました。

要は基礎力が有る人が確実に合格してるんですね!!

派手なプレイも大切ですが、
つまらない基礎練習を日々鍛錬するこが大切って改めて痛感しました。
(基礎とはなにか?となるとまた別な話になりますが…)

音楽で人を気持ちよくされることを念頭におけば、
『自分が気持ちよければ~OK!!』ではNGってな感じで、
要は客観的な耳を鍛えるべきだと思います。
(テクニックが凄いとか上手い下手ではなく、
一般的に普通に聴いて不快感にならないレベルです。)

不快感にならないレベルのサジ加減は色々有りますが、
対バン形式でライブに出たり、
イベントに参加してると…???と言う人たちはよく見かけます。

無論そういうアーティスト達にそれぞれ顧客が付いていて、
それなりの収益があるとしても、
今は良いかも知れませんが、将来的にはどうでしょうか?

むしろ今ある程度のファンが付いてるなら、
尚更、今の基礎力を見直すべきだと思います。

もちろん趣味でやってる人はこの意見はスルーしても良いですが、
もし人を一人でも感動させたり、
自分の演奏で誰かに夢を与えたい人は再思考して欲しい部分ではあります。
ってあくまでも私の意見ですが…

ちなみにこの点にマッチしてれば、
年齢関係なく合格してます。
(年齢や見た目で落とすことはマズ無い。)

日本の音楽業界と違い、
アメリカはこの点でも素晴らしいと感じました。

↓Xファクターではないですが、スーザンボイルのオーディション時に質問してるのがサイモンです。

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